現在、東京15区の衆議院議員として活躍する酒井なつみ氏。
看護師・助産師から政治の世界へと挑戦した背景には、自身の闘病、不妊治療、そして孤独な子育てという困難な経験があります。
その経験を踏まえ、彼女は「当事者」として、女性や家族が安心して暮らせる社会を目指して日々活動を続けています。
今回は、酒井なつみ氏の経歴や学歴、彼女が歩んできた道のりを見ていきます。
酒井なつみの経歴・学歴・プロフィール
まずは酒井なつみ氏のプロフィールを見てみましょう。
プロフィール・学歴
項目 | 詳細 |
---|---|
名前 | 酒井なつみ |
生年月日 | 1986年7月24日 |
出身地 | 福岡県北九州市 |
職歴 | 看護師、助産師、江東区議会議員、衆議院議員 |
学歴 | 自由ケ丘高校看護専攻科卒業、中林病院助産師学院卒業 人間総合科学大学人間科学部心身健康科学科(通信教育課程)に編入学 |
趣味 | ヨガ、お菓子パン作り、カフェ巡り |
家族 | 夫、7歳の娘 |
役職 | つながる本部事務局次長、国会安全保障委員会委員、消費者問題に関する特別委員会委員 |
所属政党 | 立憲民主党 |
オフィシャルホームページ https://www.sakainatsumi.com/
SNSでも色々情報発信をしています。
SNS | URL |
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X(旧Twitter) | https://x.com/sakainatsumi724/ |
https://www.facebook.com/sakainatsumi.koto/ | |
https://www.instagram.com/sakainatsumi.koto | |
YouTube | https://www.youtube.com/@user-hv3eu2jp1n |
経歴 医療の現場から政治へ
看護師・助産師としての歩み
福岡県北九州市に生まれた酒井氏は、2007年に自由ケ丘高校看護専攻科を卒業し、看護師としてのキャリアをスタートさせました。
佐々総合病院で産婦人科の看護師として6年間勤務し、その後、助産師免許を取得。
昭和大学江東豊洲病院の周産期センターで分娩介助や新生児ケア、さらに女性外来でのサポートを行っていました。
ここで、酒井氏は100例以上の分娩介助を経験し、女性や家族が抱える様々な課題に直面します。
特に、核家族化や晩産化が進む現代社会において、夫婦だけで子育てをする難しさや、妊娠・出産に関するリスクが高まっていることを目の当たりにしたことが、彼女が社会を変えたいと感じた大きな要因の一つでした。
闘病・不妊治療・孤独な子育て
酒井氏の人生が大きく変わったのは、28歳のときです。
彼女は子宮頸がんを患い、手術や抗がん剤治療を受けることになります。
当時、まだ子どもを持ちたいと考えていた彼女にとって、がん治療は大きな試練でしたが、それでも不妊治療に取り組み、流産や切迫早産を乗り越えて、2017年に長女を出産します。
しかし、酒井氏の苦難はここで終わりませんでした。
頼れる家族が少ない中での孤独な育児、そして保活の困難さに直面することになります。
このような自身の経験を通じて、彼女は「この苦しみを他の女性や母親に経験させたくない」という強い思いを抱くようになり、医療現場を超えて、政治の舞台で社会を変えることを決意します。
酒井なつみの政治活動
江東区議会議員としてのスタート
酒井なつみ氏が初めて政治の世界に足を踏み入れたのは、2019年の江東区議会議員選挙でした。
彼女は「当事者」としての視点と、看護師・助産師としての専門知識を活かし、4,622票を得て初当選。
2023年には2期目の当選を果たし、さらにその支持を拡大していきました。
特に、がん患者への支援や子育て世代に対する政策には力を入れ、江東区ではウィッグや補整具の購入費助成、不妊治療の保険適用の拡充、末期がん患者の在宅療養支援などの施策を実現しました。
東京15区から国政へ
2024年4月、酒井氏は東京15区の衆議院議員補欠選挙に出馬し、49,476票を獲得して初当選。
衆議院議員としての活動をスタートさせました。
国会では、安全保障委員会や消費者問題に関する特別委員会など、社会に直結する重要な分野で活躍しており、特に「女性と子ども」の健康と福祉に関する政策を推進しています。
闘病から得た強い使命感
酒井なつみ氏の政治活動は、自らの苦しい経験に基づいたものであり、まさに「当事者」としての視点を持つ政治家と言えます。
28歳でのがん闘病や、流産、不妊治療、そして孤独な育児。
これらの経験が彼女の活動の原動力となっており、「一人でも多くの女性や母親が安心して生活できる社会を作りたい」という信念を持っています。
未来に向けた取り組み
酒井氏が今後取り組んでいく分野は、医療や保健、福祉、介護、子育て、ジェンダー平等と多岐にわたります。
特に、切れ目のない子育て支援や教育の無償化、さらに女性の健康を守る政策に力を入れ、少子化や育児環境の改善に尽力しています。
まとめ
「酒井なつみの経歴学歴プロフィール!闘病に不妊治療に孤独な子育ての苦労人」をテーマにお送りしました。
酒井なつみ氏は、自身の困難な経験をバネに、看護師・助産師という医療従事者から政治家へと転身した人物です。
がん闘病、不妊治療、孤独な子育てなど、多くの苦労を経験した彼女だからこそ、現代社会が抱える課題に真正面から向き合い、解決策を模索しています。
今後の彼女の活動に期待しながら、女性や家族が安心して暮らせる社会の実現に向けた彼女の取り組みを応援していきましょう。
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