女優から政治家へと転身し、現在も精力的に活動している三原じゅん子議員。
石破内閣でこども政策担当相として初入閣し学歴などにも注目集まっています。
そんな三原じゅん子議員の最終学歴が「中卒」ということも注目されています。
政治家といえば高学歴のエリートが多いイメージですが、三原じゅん子氏はどのようにして中卒から国会議員となり、などの要職にまで登り詰めたのでしょうか?
この記事では、三原じゅん子さんの学歴や、田中角栄元首相をはじめとした、同じく中卒から政治家になった人物たちについて解説します。
三原じゅん子は中卒が最終学歴
2024年10月に三原じゅん子議員は、内閣府特命担当大臣(こども政策・少子化対策・若者活躍・男女共同参画・共生共助)、女性活躍担当大臣、共生社会担当大臣になりました。
政治家、特に国会議員の大臣クラスになる議員は基本的にエリートで、高学歴の人だらけです。
東大や早慶は当たり前の世界です。
そんな中、三原じゅんこ議員の最終学歴はどうなんでしょうか?
結論から申し上げますと・・・
三原じゅん子さんの最終学歴は「中卒」です。
彼女は東京都板橋区にある私立の淑徳小学校を卒業後、私立十文字中学校に進学しましたが、芸能活動が禁止されていたため、2年生の途中で退学。
公立の板橋区立志村第一中学校に転校し、無事に中学校を卒業しています。
その後、明治大学付属中野高校の定時制課程に進学するも、わずか2日間で中退。
最終学歴は中卒のまま、女優業に専念することになります。
当時の芸能人は、学業と仕事の両立が難しく、学業を中断することが珍しくありませんでした。
三原さんもその一人で、学歴よりも芸能活動に重きを置いた結果、中卒で芸能界に邁進することになりました。
三原じゅん子が中卒でも政治家になれた理由とは?
政治家を志したきっかけは「自身のがん治療」
三原じゅん子さんが政治家を志すことになった大きなきっかけは、2008年に経験した「子宮頸がんの闘病」でした。
この経験から、彼女は医療問題に深い関心を持ち、「自分が議員となり、困っている人たちを助けたい」という強い思いを抱くようになります。
そして2010年、自民党から参議院選挙に立候補し、見事初当選。
以来、女性の権利や医療政策に注力し、特に自身の経験に基づくがん治療やワクチンの普及促進に力を入れてきました。
中卒でも国会議員になれる?
多くの人が「政治家=高学歴」というイメージを持っていますが、当然ながら国会議員になるための学歴要件はありません。
日本では、衆議院議員は満25歳以上、参議院議員は満30歳以上の日本国民であれば立候補が可能です。
つまり、学歴にかかわらず、政治家になることができるのです。
三原じゅん子さんは中卒であるにもかかわらず、知名度や支持を背景に政治家としての道を切り開きました。
彼女の経験や熱意、そして「現場の声を政治に反映させたい」という思いが多くの有権者に支持されたのです。
田中角栄は総理大臣に!その他の政治家は
三原じゅん子さんのように中卒で政治家となった例は、歴史をさかのぼってみると、意外に存在します。
最も有名な人物の一人が、かつて「今太閤」と呼ばれた田中角栄元首相です。
田中角栄
田中角栄は、戦後日本の政治において最も影響力を持った政治家の一人です。
彼は中学卒業後、東京の工務店で働きながら夜間学校に通い、独学で法律や経済学を学びました。1957年、42歳で自民党内閣に初入閣し、その後1972年に内閣総理大臣に就任。中卒でありながら、巧みな弁舌と現実的な政策を武器に、日本の政治をリードしました。
田中角栄の成功は、「学歴ではなく、実力と情熱が政治家としての成功を決める」ことを証明するものであり、多くの人々に希望を与えました。
他にももちろんいます。
ただ、中卒の政治家は芸能界やスポーツ選手から政治家になった人が多いです。
その他の中卒政治家
山本太郎
れいわ新選組の代表の山本太郎氏も高校中退で、最終学歴は中卒ですが、国会議員になりました。
2013年7月参議院東京選挙区に無所属で出馬し初当選。2016年10月、自由党共同代表に。
2019年4月にはれいわ新選組を立ち上げました。
独特な国会答弁や選挙活動で注目される動きをしています。
中谷一馬
立憲民主党の中谷一馬衆議院議員は、自ら元不良少年の中卒政治家と様々なメディアで語っています。
27歳で神奈川県議会に初当選し、34歳で衆議院議員なっています。
ただ、通信制高校に復学し、21歳で卒業しているので厳密には中卒ではないかと思います。
議員活動の傍ら、慶應義塾大学経済学部通信課程に進学し、後にデジタルハリウッド大学大学院にてMVPを受賞し首席で修了しているので元々優秀な方だったのかも。
アントニオ猪木
プロレスラーとして絶大な人気を誇ったアントニオ猪木も、実は中学卒業前に家族がブラジルに移住し、中卒となりました。
プロレスでの成功を経て、参議院議員としても活動。持ち前のカリスマ性で国政にも影響を与えました。
スポーツ平和党が一時期若者たちの間で盛り上がりました。
西川きよし
中卒ながらお笑い芸人として人気を博し、参議院議員を3期務めた人物です。
政治家になったのは1986年、「中学校を出た人間が、高校しか出てない人間が、一生懸命やったらどのぐらいのことができるか、どれぐらいのことしかできないか、やってみたい」と、参議院議員選挙に大阪選挙区から無所属で立候補し、当選しました。
政治家としても地道な活動を続け、幅広い支持を集めました。
横山ノック
高等小学校(現代の中学卒業レベル)卒業後、お笑いタレントとして成功し、その後参議院議員や大阪府知事として活躍しました。
中卒で政治家になれる理由とその背景
これまで紹介した中卒の政治家たちに共通しているのは、圧倒的な実績や知名度、そして人々の共感を呼ぶ力です。
彼らは、学歴がなくても人々に支持され、政治の場で活躍しています。
政治家になるために必要なのは、単なる学歴ではなく、現場で培った経験や強い意志、そして人々の生活に寄り添う姿勢です。
三原じゅん子議員も、その一人であり、自身の経験を元にした政策提言や活動が評価され、多くの支持を得ているのです。
まとめ
三原じゅん子議員のように中卒から政治家として成功した例は、田中角栄をはじめとする他の中卒政治家と同様に、学歴だけで政治家の力量が決まるわけではないことを示しています。
むしろ、現場での経験や人々とのつながりが、政治家としての成功において大きな役割を果たすのです。
三原じゅん子議員は、中卒でありながら、政治の舞台で活躍し続け、これからも日本の未来を担っていくでしょう。
彼女の歩みは、学歴に関係なく、誰にでもチャンスがあることを教えてくれます。
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